宝物
重要文化財大鳥居(一ノ鳥居)
八幡宮の表参道、海浜の若宮大路に立つ大鳥居が一ノ鳥居であり、石造りで材質は花崗岩、「明神鳥居」の典型といわれる。高さは8.5メートルあり、柱の太さは92センチある。

浜の大鳥居とも呼ばれ、創建は源頼朝公の時代まで遡る。その後度々の造り替えがなされ、現在のものは寛文8年(1668)に建造された。それまでは木造であったが、この時に石造となった。関東大震災で倒壊したが、昭和初期一部新材を補って復旧された。東側柱の旧材部分には「寛文八年戊申八月十五日 御再興 鶴岡八幡宮石雙華表」と刻まれている。

この鳥居建立に関して興味ある挿話が残っている。徳川二代将軍秀忠の御台(夫人)崇源院が将軍世継(家光)を懐妊したとき、八幡宮に安産の祈願をし、その御加護によって無事出産した。その霊験により崇源院は益々崇敬を篤くし、ある日「備前国犬島に奇石あり、その石を以って鶴岡社前の大鳥居を建立し給ふべし」という八幡大神のお告げを夢中に受けたため、次の社頭修営の時には必ずそのお告げを実行するように家光に頼み、他界された。それが実現されたのは家光の子家綱の時代であった。

以来300年を越えてそそり立つ大鳥居はそのような深い信仰心によって建立された。

なお、大鳥居の外に社務所前の手水鉢(当時の造営奉行松平備前守隆綱奉納)もこの時代の石造物で、備前犬島から運搬されたものといわれている。
大鳥居(一ノ鳥居)イメージ

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