宝物
重要文化財
鶴岡八幡宮文書15巻(224通)
鎌倉の社寺には中世からの貴重な文書が数多く所蔵されている。その中で八幡宮においても質・量ともに充実した文書を所蔵している。

これらの文書は、中世における八幡宮の変遷や、鎌倉幕府、関東公方家、後北条氏などの信仰やその関係を伝える貴重なものである。

昭和36年に県の文化財に指定され、さらに昭和58年には国指定重要文化財となった。この鶴岡八幡宮文書十五巻には供僧坊の一つ相承院に伝えられた文書、相承院文書5巻も含まれている。

これらは現在、巻子装に仕立てられて保存されている。ほとんどが紙本墨書であるが、ただ1通、永享6年(1434)3月18日付の足利持氏の血書願文のみが自身の血を混ぜて書いた朱書である。

この文書には寿永2年(1183)2月27日付の源頼朝公寄進状を始めとして、祈願成就や神恩感謝の祈りを込めた寄進状等が多く見られ、鎌倉時代はもとより、八幡宮が多くの信仰を集めていたことをうかがわせる。
また、八幡宮境内の禁制に関する文書等は、当時の様子を知ることが出来る有意な資料といえる。

相承院文書は、古くは頓覚坊と称し、供僧二十五坊の一つで江戸時代まで続いた相承院が、明治の神仏分離で廃止となり、そのために流出した文書が八幡宮の所蔵するところとなったものである。

この文書の特色はやはり供僧職の譲状と補任状がよく残っていることである。

これらの文書は『新編相州古文書』(昭和19年刊)、『鎌倉市史』資料編第一(昭和33年刊)『改訂新編相州古文書』第二巻(昭和41年刊)『神奈川県史』資料編一〜三(昭和45年〜54年刊)に収められ、さらに鶴岡叢書第三輯『觧明鶴岡八幡宮古文書集』(昭和55年刊)に、影印・解説を加えて収められている。
関東御教書イメージ
関東御教書
源頼朝公寄進状案イメージ
源頼朝公寄進状案
足利持氏血書願文イメージ
足利持氏血書願文
源頼朝公寄進状案イメージ
源頼朝公寄進状案

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