宝物
重要文化財太刀銘長光1口
太刀銘長光イメージ
現在当宮に伝わる太刀は凡そ六十口を数えるが、中でも『集古十種』に記載されている「杏葉太刀」は特に有名で、鎌倉初期の武人が佩用する太刀の様式を今日に伝えており、「正恒太刀」は徳川八代将軍吉宗が当宮修理造営に際し奉納したもので共に国宝に指定されている。

徳川将軍奉納の太刀として他に九代家重奉納「長光太刀」、十代家治奉納「國村太刀」、十一代家斉奉納「肥前住播磨大椽藤原忠國太刀」があり、いずれも総金具赤銅魚子地金菊花高彫紋散、鞘梨地菊花金蒔絵という立派な糸巻拵がついている。中でも「長光」は重要文化財に指定され、備前長船光忠の子で古来名刀としての盛名が高く、多くの武将が好んで愛用した。太刀姿は勇健で、地鉄の鍛美しく、乱れは重花模様を見せ、まことに日本刀の華実兼備を誇る鎌倉時代の作である。

八幡宮の社伝によれば、宝暦3年(1753)当宮修復の際、同年9月17日将軍家重の代拝として阿部伊豫守正岑が参向して奉幣、真の太刀1腰奉納と記されている。

このように、当宮奉納の太刀は徳川将軍を始め時の権勢者の寄進が多く、当宮への崇敬の篤さと、武人たる精神の象徴として窺い知ることができる。

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