宝物
国宝
朱塗弓・黒漆矢・沃懸地杏葉螺鈿ヒラヤナグイ
鶴岡八幡宮には古神宝類として弓具(弓・矢・(ひらやなぐい))や太刀の武器類と、女衣5領と称する御神服が伝来する。
その中から弓具三種について解説しよう。

朱漆弓
檀の木で造られた2メートル足らずの弓で、全体に朱漆が塗られ両端には金銅製の弭が嵌められている。握部下には樋(くぼみ)を彫っている。『新編相模風土記稿』には「弓一張 源頼義当社勧請の時、石清水の神宝たりしを申し下して奉納すると言ひ伝ふ。元は二張あり。上下両宮に蔵せしが、文化四年火災の時、一張烏有す。」とみえる。
朱漆弓イメージ
朱漆弓イメージ

黒漆矢
鏑矢13隻、尖矢13隻、丸根4隻、計30隻で2腰分である。ただし、1隻のみ矢竹を失っている。黒漆塗で矢羽は茶紫の斑入りの白羽。『集古十種』所載の尖矢図は矢羽を欠しているから後補と考えられよう。
黒漆矢イメージ黒漆矢イメージ

沃懸地杏葉螺鈿ヒラヤナグイ
方立の外面は金沃懸地塗で、杏葉文の螺鈿を施し、内部は黒漆塗。16枚綴りの薄い矢配板をいれている。周囲には金銅の覆輪をめぐらし、縁寄りに矢束・受緒・懸緒通しの孔をあけ、鍍金の菊座付きの鵐目金具を打ち、紫染韋の折りたたみ紐を通している。『新編相模風土記稿』に「ひらやなぐい二口 二口共製作同くして一口には矢十五筋を盛る。是も弓と同く頼義の奉納と云。」とある。 ヒラヤナグイイメージ

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